10/27 音研について

2014年度の音楽芸術研究部の部長になり、はや半年が過ぎました。体制は大体、文化祭を目処に後輩に引き継ぐ感じになるので、実質1年です。早いですね。10/31から青山祭が始まります。そこからは、徐々に下の代に部活を引っ張っていってもらいたいと思っています。

 

しかし、私が部長を引退する前に、部員への懸念があるので、ここに書き記したいと思います。(めんどくさい老害っぽくてごめん!!!)

 

音楽芸術研究部はあくまでも、部活動です。部活動は青山学院大学での大学生活をより充実したものとするためにある、課外活動のようなものです。また、部員から徴収する部費以外に、学校や学校外の団体からの多額の寄付や援助金によって活動が支えられています。そんな中で、部費を払うのは当然の事であります。部室が年中使えて、電気も機材も冷暖房もネットも使い放題なのになぜ年間6000円の部費で済むのかよく考えて活動に及びましょう。部活動は私たちが払っている以上のお金と普段見ている人間以上の方々に支えられています。

 

また、部活動は人間関係を学ぶ場所でもあります。上下関係はいつでも学べると思っている方もいるかもしれませんし、音研は体育会系ではないので、それほど厳しくはありませんが、最低限先輩後輩の上下関係を理解して挨拶をしっかりすることは忘れないでおきましょう。みんなのちょっとの気遣いでトラブルは避けられるよ^^!

 

 

そもそも音楽芸術研究部は、その名の通り、音楽や芸術全般を研究する部活です。何十年か前?にレコードでクラシック音楽を鑑賞する会が発足し、いつの間にかターンテーブルがDJのためのものになっていた(と先輩からは聞きました)現在の青学DJ部と世間的にも言われるまでの部活に成長した、という経緯があります。しかし、音楽芸術研究部はDJ活動が盛んではありますが、決してDJ部ではありません。DJ機材が揃っていますし、もちろん中心はDJ活動になりますが、芸術文化全般を享受する部活です。本来は、音楽を鑑賞するだけの人がいてもよし、作曲するのもよし、アートや音楽文化を学ぶのもよしな部活なのです。音楽は様々な形で世の中に存在しています。ダンスミュージックが確かに大学生にはなじみやすいものでもありますが、ダンスミュージックを好きじゃないからと言って少数派をバカにしたり、DJをやってるから、ダンスミュージックを知っているから、といって偉そうにして言いわけありません。あの音楽いま流行ってないからダサいとか、そういう事を言って、部員を追いやってしまうことは絶対に起きてはならないし、むしろ音楽芸術研究部はどんな音楽でも、どんな関わり方でも、音楽に触れている人は受け入れるという体制でいなければならないと思っていますし、そういった考えをぜひ部員全員で共有していきたいです。

 

 

もう一つ心配なのが、音研に入ると外へ外へ、クラブからクラブへ行きたがる部員が多い事。外でDJをするなという意味ではありません。むしろ、自分でDJしにいったりすることは部活としても活発な部員が多くて誇るべきことだと思っています。その反面、クラブでの活躍が楽しくなりすぎ、部活動がおろそかにはなっていませんか?ハッキリと言いますが、音研の部室はスタジオではありません。先ほど述べたように、部活はあくまでも学生生活の一部で、部室はそれをサポートするためにある部屋です。練習は朝から夜まで使い放題ですし、部費を払って登録を済ませれば使用する権利はあります。しかし、部活に所属して部室を使っているにも関わらず、外でばっかりDJして、部活動のイベントごとに参加しないのは本末転倒ではありませんか?部活動に参加する気もないのに、DJの練習だけのために部室を使うのならば、自分で外のスタジオを借りて練習をしてください。音研の部員になった以上、自分が音研という組織に属していることを自覚してほしいです。毎回イベントに出たり行かないとダメとか、ペナルティがあるわけではありません。しかし、そこでの先輩後輩、OBOG、普段部室やキャンパスで顔をあわせない部員との交流を楽しむのが部活動の醍醐味だと思っています。それが、部活動としての本来の姿なのではないでしょうか。

 

DJ活動は一般的には一人でするものなのでDJが活動の中心となると、なかなかまとまる事は難しい部活動ではありますが、それでも同じ音楽を愛する人間が集まっているわけですから、お互いへのリスペクトや、部活に所属、参加しているという意識を持って過ごしてください。一人の失敗が、部活動や学校へ影響する事だってあることをお忘れなく。一歩でも外にでればあなたが、青学の音研の顔となるわけです。歴史の長い部活を先輩方が一生懸命ここまで守ってきたのですから、自分たちもその一員として音研を守っていってほしいと思います。

 

最近は他大学にたくさんDJサークルができて交流も盛んになってきて、若手がクラブ業界を盛り上げていますね。とてもすばらしい事だし、私としてもクラブ業界は若手の力でさらに盛り上がってもらいたいところです。音研も負けじと、マナーや部活としての活動の仕方に気を遣いつつ、これからもがんがん活動して成長していってほしいです!

 

まあ、老害っぽくつらつらと面白くない説教じみたことを書いてしまって大変申し訳ないのですが、よりよい音研の未来と、部員みんなの充実を祈って書かせてもらいました。

 

こんな口うるさくてめんどくさい部長ですが、いましばらくお付き合い頂ければと思っております。

 

 

おしまい