3/11 WE CAN STAND!
東日本大震災から4年。
これまで色んなチャリティーに参加したり募金したりとかくらいしかしてこなくて、それが正解なのか、本当に役に立っているのか、ずっと悩んでいました。自分に出来ることは何だろう、と。別に身内に不幸があったわけでもなく、ボランティアに参加したわけでもなく、祈って涙を流すのは偽善なんではないか。何かしてあげようという思いは自分のエゴでお節介ではないのか。
色々考えた結果、自分の社会貢献へのテーマは「与えるのではなく自律を促す」そして、直接被災者などに関わりを持たなくても「生きている自分が精一杯それを全うすること」という事にやっと落ちつきました。4年かかりました。
これが果たして正解なのかは分からないし、色んな助けを必要とする人はまだまだいるのでしょうが、これが自分の出した精一杯の復興支援だと感じます。
さて、自分なりの復興支援。自分が自分を精一杯命を全うするにはどうしたらいいか!高校を卒業して震災があって4年でずっと何に心を注いでいたのか。そう考えたら「アート」しか出てきませんでした。
大学からDJを始めてたくさんの音楽と魅力的な人たちに出会いました。大学ではアートマネジメントを学び、様々な形でアートに触れてきました。音楽を聴いて踊ってたくさんの人と話している時が一番幸せだと感じます。
たくさんの人と楽しくアートを享受することが、自分の全うであって、それが復興支援。だから今年は、復興支援イベントに参加しました。大好きな横濱で。
3/11(水)WE CAN STAND!
@GrassRoots Yokohama
◎LIVE
元晴(soil&”pimp”sessions)
LUVRAW
◎DJ
KACCHINASTY
◎PAINTING
DISCO TECA MARINA
このイベントは、復興支援イベントとして4年前からCromagnonとGravity freeがグラスルーツ始めたそうです。豪華すぎるメンツ!!(俺得!)
自粛ムードというのが、震災直後世論の動向でした。しかし彼らは、自粛ムードというのに疑問を抱きます。私も自粛していいのか、自粛したところで混乱は混乱だしそれが正解なのかずっと疑問に思っていました。そんな疑問から始まったライブペイントとバンドのセッションです。
DISCO TECA MARINAは、私がずっと応援しているアーティストです(^^)!ブログでも何度も紹介していますが、彼女らの絵は音楽性とメッセージ性が高く、エネルギーを感じる絵ばかり。
ライブペイント風景
Pigmo & Akko!
完成した絵がこちら。
真ん中にいる赤ちゃんはPigmoさんのお友達のお子さんをイメージ。震災があって1年後に生まれたそう!その子の成長と復興のイメージを重ねています。鳥は、カーディナル。アメリカの赤い鳥で、平和の象徴!その鳥が世界にハートの器から溢れ出る蜜を広げる、そんなイメージ。
色使いにラスタカラー(レゲエの色)を混ぜたり、バンドもレゲエテイストもあったり、毎年ハートはどこかに入れる、などとにかく平和を意識した絵になりました。
初めてDISCO TECA MARINAのライブペイントをみれたので嬉しかったです。絵が仕上がっていく行程は、人の心の復興のように見えました。何もないところから何かが出来上がっていくというのは、心を揺さぶるものですね。
こちらはGravity freeが4年前に描いたもの。残念ながら今回はツアー中のため参加できなかったみたいですが、いつかライブペイントみたいな〜
今回の出演者、豪華ですよね。Cromagnonは日本人3名によるジャズバンド(?)と言ってもジャンルを超えてとっても素敵な演奏をするバンドです!大好きなので皆さんも是非きいてほしい!
オススメはこちら。
Roy Ayers!!!
このcromagnonを知るきっかけをくれたのが、Pigmoさん。Disco Teca Marinaの個展で販売していたトートバッグの絵が、実はこの曲をイメージして描いたもの。彼女に紹介してもらって聴き始めました。トートバッグは、てろてろになるほど使い込んでいます。かなりのお気に入り♡
このデザイン!素敵すぎます。
そしてLUVRAWさん!
トークボックスのアーティストで、本当に大好き!
彼もまた、Pigmoさんにオススメされて聴き始めてどハマりしました…LUVRAW & BTBの頃より夏になったらいつもきいていました。とてもメロウで、気持ちのいいサウンドです。解散してしまったのでライブを聴けずじまいで悔しい思いをしていましたが、今夜はLUVRAWさんによる生SUNSETが聴けて感無量!!本当に幸せでした〜
こちらがPV!
LUVRAWさんかなりいい人でたくさんお話できて楽しかったです(笑)
CromagnonもLUVRAWも、どちらもPigmoさんに教えてもらって好きになったアーティストだったので、そんなアーティスト同士が311という日に、大好きな地元横浜で、GrassRootsでセッションするなんて私にとって最高のひと時でした。
復興支援というのは色んな形があって、その中で私はこういった形のスタイルが貫けたらなあと思います。
自分が幸せになることで誰かを幸せにできたら、それがアートを通してだったら、復興だけではなく世界平和への第一歩になれたら。そんな気持ちでいます。
おしまい