3/28 若いシンデレラ


私は若い女だ。まだ22歳。22年も生きてきて人生のこと、世の中のこと、自分のことが微塵もわかっていないそんな若造。


でも最近歳取ったな〜と感じる事が多くて。年上の方には失礼かもしれませんが。

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老いについてちょっと持論ですが、考えてみました。結果、老いには年齢(からだ)、経験値、環境要因による相対的な老い、の3種類あると思う。


一つはもちろん歳を取ると体も老いるし、体がついてこなくなってしまったりする老いの事。私に関しては、まだまだこれは若いし、これは鍛えれば体内年齢はある程度コントロールできる。でもどのみち死に向かって老いていくことには変わりない。ネガティヴな老い。



二つ目は経験値。こちらは老いと表現するより若いとオトナと表現される事が多いかもしれない。経験値や、身のこなし方の鍛錬の積み重ねで歳もしくは、オトナを感じるかどうか。昔は若かったな〜と昔話をしだしたら、これにおいて老いたということ。これは経験値においてはポジティブだが、昔のようにフレッシュだったり満ち溢れる活気がないという意味ではネガティヴ。


三つ目が環境的要因で相対的に歳を感じらずにはいられないこと。例えば私であれば、ずっと後輩ちゃん気分でいたが、ついに4年生になってしまい上で面倒を見てくれる先輩もいなくなり、下には世話の焼ける後輩がいっぱいいて。そういう社会の関係において自分の年齢が上がったと感じること。一見ネガティヴかもしれないがこれはある程度環境変化によって自分の気持ちは入れ替わる。私は4年生で老けたと感じるかもしれないが、来年になれば(おそらく)社会人1年目になってる(だろう)から、そしたらまた新たな気持ちで歳を取れるかもしれない。


まあ、だからこれがどうとかじゃないんだけど、老いにも色々あるな〜と。

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私の最近のもっぱらの悩みは、経験値はあがってないのに後輩はでき、体力的にも老いを感じるということ。ネガティヴな老い方をしていること。


もっともっとオトナになりたいのに、よく見たら日に日に老いているだけ。そんな気がしてならないのです。なぜ私はこの若さとエネルギーを使って大人の階段を駆け上がることができないんだろう。


でも一方で、年上の人といると若いっていうアピールは非常に有効的で、ブランドになるし自分を守る盾にもなる。失敗しても、若いから大丈夫。女の子だから許してもらえる。良いことがあったときも、若い子っていいね〜と言われたり。


ただよく考えたら好意的に受け取られる時も、批判される時も、結局は「若い女だから」って一言に尽きるっていう。



それって私自身が評価されてるってことじゃなくて、若いという事だけが私の価値ってこと。若さで判断されてるという事は、若くなくなったら評価されないということ。だから若くてチヤホヤされているうちに何か若さの代替になる経験値を積んでおかないといけないという事。じゃあ私には若さの他に何があって、それをどう伸ばしていったらいいのか。


そんなどうしようもない事で焦っているのです。焦ったって時は全ての人に平等に刻まれてるのにね。

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そんな女の子とオンナの狭間にいる自分。中途半端な若さと知恵。




そんな気持ちをまんま代弁してくれる宇多田ヒカル様…

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とかなんとか。

今日マチ子さんの絵って微妙で多感な私たちの気持ちを綺麗に表現するなぁ。


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追いつきたくても追いつけなくて、背伸びしても届かなくて。同じだけの時間を過ごし、同じだけ歳をとるあなたが恨めしくもあり、愛おしくもあり。

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とにかく、春ですな。

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おしまい