4/3 春一番
風通しが良いと言うのは、いい表現ですよね。部屋も心も風通しが良いと気持ちが穏やかになるというか。って事で、風通しが良いということについて少し考えてみる。
風通しというのは、風の通り道が必要だ。お外の風を感じても別に風通しが良いとは言わないし。
必ず風の入口と出口がある。風通しがいいと感じるには、入口と出口を結ぶ壁が必要で、出口から風を出すには入り口の外からの風圧も必要ってこと。
飛行機が飛ぶのと似ていて、気流は向かい風が上へ下へ流れるから浮くわけで。風が流れていくには、たくさんの力が関わっていて。
だからこそ風通しが良いのは、素敵な事なのかもしれません。
人間関係や自分の心の中の風通しも同じかもしれない。私の心の中は、淀んでいて入り口もなければ出口もない、腐った池状態。
そんな私の心に風を吹かしてくれた人。たくさんの知識と経験と誠実さで風穴を開けて、新鮮で誠実な空気を送り込んでくれました。そしたら心の風通しが良くなって…春一番!その後の心のスッキリさと温かさは久しぶりに感じた感覚。
ちゃんと向き合ってもらえた嬉しさと同時に、向き合ってもらえなかった人との差に愕然。
需要と供給が合わないのはいつの時代もどんなシチュエーションでも同じ。好きと思うことと、欲しいと思うことが必ずしも一致しない。逆も然りで、今欲しくても好きにはなれないこともいっぱいで。だからいっぱい悩んでしまいます。
私はやっぱりどんな向かい風でも吹き荒れているほうが好き。色んな事に真正面から向き合って、色んな風を感じてみいたくて。だからこそ飛べるんです。
だからのらりくらりかわされているのはとてもストレスなんです。柳に風な人って羨ましい。でもやっぱり好きにはなれない。たまには波風立てずに、身を流れに任せてなるようになればいいと諦めたりかわしたくなる時もあるけど、そんな人生はきっと味気ないはず。
春になってから感じた新鮮な風はとても心地が良くて、冬に感じてた冷たい隙間風はやはり受け入れられなくて。もっともっと吹き荒れて私に向かってくれたら嬉しいのだけど。
こんな事を言っても、きっとあなたはどこ吹く風なのでしょうけどね。
おしまい