4/19 正しい生活

私は間違っていない。
朝8時に起きて顔を洗って歯を磨いて太陽を浴びながらあくびをしてる。正しい時間に起きて正しい生活を送っている。

以前はガンガン朝までDJしていたしそれが楽しかった。けどやればやるほど生活リズムは悪くなり体調も悪化しメンタルに影響が出てくる。

だから就活を機にDJを辞めようと判断。自分の判断でやめた。正しい判断だったと思うし応援してくれる人もいたし、実際体調やメンタルも就活という点以外では落ち着いていた。


ところがどっこい。


いざ自分が正しい生活を送っているのに、DJやパーティをしている人たちを見たら羨ましさしかない。楽しそう。

その楽しさの裏の努力や苦労、後遺症なども知っている。分かってはいるけどやっぱりその生活が羨ましい。

今の生活に満足なわけじゃない、自分でそう判断したしDJをする心の余裕もない。パーティをしたいという気持ちは昔と比べて冷めてしまった。気持ちとの乖離が広がり過ぎている。

だけどどうしてもパーティしている人たちがうらやましくてしょうがない。何故自分がそこにいないのかがわからない。

つらい。


悲劇のヒロインになりたいわけじゃない。だけどどうしても孤独感に襲われてしまう。パーティを自分の過去として置いて去ったのは自分、だけど気が付けば自分が置いていかれてるんじゃないか、そう思えてくる。


私を置いて楽しんでるみんなが恨めしい。私がいなくても誰でも楽しめちゃうその空間が恨めしい。私が苦しいのに笑ってられるみんなが恨めしい。そんな馬鹿な考えさえ浮かんでくる。


TwitterFacebookもアプリを消した。見たら辛くなるから。インスタグラムも衝動的に一時的にDJの人たちのフォローをやめてしまった。


こんなことはしたくないけど、仕方がない。自分を守るため、今やらなきゃいけないことに集中するため、大人に無理矢理ならなきゃいけないため。

ばかばかしいのは分かってはいるけど。こんな幼稚な事しかできない自分馬鹿らしいけど。結果がついて来ればいいのだろう。


結局正しい生活の贖罪は、余計に自分のメンタルを悪化させることになってしまった。難しい年頃だな。でもどうすることもできない。


そんなことを考えながら紅茶を啜っている。いつもだったらこの時間にやっと就寝だった。


こんがらがった糸はそのまま編み込まれていくしかないのだろうか。



さて、ES仕上げなきゃ。



おしまい