4/28 オムハヤシ
夏が待ち遠しいといつも思っているけど、夏ももしかしたら早く顔を出したくてしょうがない子のかもしれない、そんな夏日のような1日。
今日マチ子さんの絵は本当に繊細で、軽いタッチなのに適当じゃなくて、淡い色使いなのに記憶には色濃く残る。青春とか恋とか言葉にできない感情を綺麗に描いてくれる。
『みかこさん』
登場人物は高校生4人。みかこさん、緑川、ナオコとカトー。淡い青春と恋心。
読んでいるうちに感情移入してしまったので作品そのものや絵がじっくり味わえなくて残念…いまのメンタルではちょっと無理だったかな。
辛い時はカレーを煮るに限る!そんな私ですが、なんとナオコもカレーを作りながら泣いてた。そんなところがとても似ていた。
ナオコを見ていたら、なんだか自分を見ているようで。話が進むにつれてどんどん辛くなってしまった。今回の恋を客観的に見てたら緑川とナオコみたいな感じだったんだろうな。そう思ったら、理由とか無しに諦めるしかなかった。
よく笑い、よく泣き、せわしなくて、うるさい
緑川の最後の言葉が刺さった。
「絶対に忘れることはないだろう」
悲しいからむしろ忘れて欲しいという気持ちと、どこかその人の心の奥底に私の何かがそっと紛れ込めてたらなとか。
明日の今頃にはあなたはどこにいるんだろう誰を思ってるんだろう
いつもあなただけの場所があるから
I hope that I have a place in your heart too
宇多田ヒカルはやっぱり天才だ。この年になってようやくリリックの意味が実体験できた。
まだまだ苦しい日々は続くけど、記憶の中に閉じこもるのをやめようと思った。太陽はずっと私を明るく照らしてくれてたし、風は心の空気を暖かく入れ替えてくれた。きっとまた笑える日が来るな、とそんな気がした。
帰り道に地元で行きつけのお店に寄って、大してお腹も空いてないのにオムハヤシを頼んでしまった。いわゆる隣の人が食べてるのを見てたら食べたくなっちゃったっていうやつ(笑)
そしたらたまごがふわっふわで、ハヤシがとろっとろで、そんな愛に包まれたら幸せだろうな〜チキンライスになりたい〜なんてバカな事も考えられるようになってきたので、意外ともう平気なのかもしれない(笑)
なんてね。
おしまい