5/31 Bon Appetite

「食べることは生きること。」「豊かに食べることは豊かに生きること。」をこれまでモットーに生きてきて、ずっと美味しい物を食べて、食べることは何よりも楽しみだったのにな。


最近は量はかなり食べてはいるんだけど、ストレスによる過食ばかりでとりあえず満たされない欲求を埋めるために食べるという行為だけを何度も繰り返す。


純粋な喜びとか感性とかそういう要素が一切抜けてる。


食べ物に関する映画でも観たら食欲とか感性?とかが戻るかなあ〜という安易な考えで観てみたので感想を。

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『EAT PRAY LOVE』

ジュリアロバーツ主演の映画。それは結婚生活が破綻した女性が世界中を旅して食べて祈って再び恋をすることで自分を取り戻すというストーリーのもの。

まあぶっちゃけ、ジュリアロバーツ好きじゃないし、スパゲッティの食べ方が汚いし、自分探しなんか無駄だろ!宗教なんかに入れ込んでるんじゃないよって感じなんだけど(笑)その映画にこういうセリフがあるのをふと思い出した。


" I used to have this appetites for food, for life and it's just all gone. I wanna go somewhere I can marvel at something."

訳すと「昔は食べ物や人生に貪欲だったのに今ではもうすっかり!自分が何かに驚き入ることができる所に行きたいの」というもの。

いままさしくこんな感じ。食べ物に対しての真摯な気持ちや純粋な欲求はどこへ行ったのかしら。いつから人生の喜びから食事が抜けちゃったんだろう。


そういえば、ごはんを作るのが好きで誰かのために食事を作ったり、自分の赴くままに献立を考えたり、綺麗に盛り付けしてそれをインスタとかで公開したんだけど、それを一回否定されたんだよね。


別に自慢したかったわけでも押し付けがましく料理できるアピールしたかったわけでもないのにそういう女は「うざい」とか「重い」とか。そんな風に思われていたなんて悲しみしかない。

でも私も最初は純粋な食事への喜びを表現したかったのがいつの間にかそういうアピールの道具に切り替えてしまっていたのかもしれない。


だから一番食事をしたい相手と食事ができなくなったり、作る相手がいなかったり、人に目的意識がいってしまって自分を最優先にしてあげられなかった日々が続いて今になって苦しんでるのかもしれない。


純粋な気持ち取り戻したい。



もう1本食べ物に関して観た映画を紹介。私の好きなジュードロウが出演!

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『My Blueberry Nights』

恋人の心変わりで失恋したノラジョーンズ扮するエリザベスを慰めてくれたのはカフェのオーナーでジュードロウ扮するジェレミーが焼くブルーベリーパイだった。しかし、それでも別れた彼を忘れられないエリザベスは、旅に出る。様々な人と愛の形を目の当たりにしていき、エリザベスは次第に自分の気持ちに踏ん切りがつき結局ジェレミーの元へ戻る、というもの。

まあ結局これも失恋して自分探しして〜みたいなやつでストーリーは別にって感じなんだけど。映像の雰囲気やノラジョーンズの歌声とジュードロウがかっこいいのでまあそれはそれで良い。で、この映画で気になったセリフがこちら。

 "So what's wrong with the Blueberry Pie?"
 "There's nothing wrong with the Blueberry Pie, just people make other choices. You can't blame the Blueberry Pie, it's just... "

「売れ残るブルーベリーパイには理由がない、ただみんなブルーベリーパイじゃないという選択をしただけだ。ブルーベリーパイを責める必要はない。」

救われる一言だった。

みんなが選ばないブルーベリーパイを選んであげようと思った。だから作ってみた。

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ブルーベリーパイにアイスクリーム。

キスシーンにほんの一瞬ブルーベリーパイと溶けたアイスクリームが混ざり合うコマがあってそこがこの映画で1番お気に入りのシーン。美味しそうなキスだった。


食欲が戻りますように。
食べたい物を食べたい時に一緒に食べたい人と。







でもやっぱり夏に向けて痩せたいな(笑)
人生って難しい〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜




おしまい