4/28 オムハヤシ

夏が待ち遠しいといつも思っているけど、夏ももしかしたら早く顔を出したくてしょうがない子のかもしれない、そんな夏日のような1日。

お天気がいいので学校の木陰のベンチでマンガを読んでました、私が好きな今日マチ子さんの本を後輩が貸してくれたので。

今日マチ子さんの絵は本当に繊細で、軽いタッチなのに適当じゃなくて、淡い色使いなのに記憶には色濃く残る。青春とか恋とか言葉にできない感情を綺麗に描いてくれる。

『みかこさん』
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登場人物は高校生4人。みかこさん、緑川、ナオコとカトー。淡い青春と恋心。

読んでいるうちに感情移入してしまったので作品そのものや絵がじっくり味わえなくて残念…いまのメンタルではちょっと無理だったかな。

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辛い時はカレーを煮るに限る!そんな私ですが、なんとナオコもカレーを作りながら泣いてた。そんなところがとても似ていた。

ナオコを見ていたら、なんだか自分を見ているようで。話が進むにつれてどんどん辛くなってしまった。今回の恋を客観的に見てたら緑川とナオコみたいな感じだったんだろうな。そう思ったら、理由とか無しに諦めるしかなかった。


よく笑い、よく泣き、せわしなくて、うるさい
緑川の最後の言葉が刺さった。

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「絶対に忘れることはないだろう」


悲しいからむしろ忘れて欲しいという気持ちと、どこかその人の心の奥底に私の何かがそっと紛れ込めてたらなとか。


そんなこと考えてたら、自然とiPhone宇多田ヒカルのFirst Love聴いてた…

明日の今頃にはあなたはどこにいるんだろう誰を思ってるんだろう
いつもあなただけの場所があるから
I hope that I have a place in your heart too


宇多田ヒカルはやっぱり天才だ。この年になってようやくリリックの意味が実体験できた。


まだまだ苦しい日々は続くけど、記憶の中に閉じこもるのをやめようと思った。太陽はずっと私を明るく照らしてくれてたし、風は心の空気を暖かく入れ替えてくれた。きっとまた笑える日が来るな、とそんな気がした。

帰り道に地元で行きつけのお店に寄って、大してお腹も空いてないのにオムハヤシを頼んでしまった。いわゆる隣の人が食べてるのを見てたら食べたくなっちゃったっていうやつ(笑)


そしたらたまごがふわっふわで、ハヤシがとろっとろで、そんな愛に包まれたら幸せだろうな〜チキンライスになりたい〜なんてバカな事も考えられるようになってきたので、意外ともう平気なのかもしれない(笑)


なんてね。



おしまい

4/19 手持ち無沙汰

SNSをほぼ辞めました。

とブログ言ってみる(笑)

辞めたといいますか、fbやTwitterアプリをiPhoneから消して、PCのお気に入りからも消していちいちログインしないといけない状態にしました。以前も携帯の話やコミュニケーションの話をたくさんしてきたけど…



就職活動はなんと人事がチェックしているとか…ヒッ


これまでSNSでの投稿をたくさんしてきましたが、振り返ってみると生活感ダダ漏れ…色気も何もないですね。何かを伝えようと、誰かと繋がっていないと寂しい…そんな感情がよく分かります。

SNSはあくまでもnetworking systemであって、人との繋がりを支援もしくはそのきっかけになる場所であって、人との関係を営む場所ではないはず。そこをずっと勘違いして人と繋がっていた気になり、本当に伝えたいことや本当に知りたい事から実はかなり遠ざかっていたのかもしれません。

本当の人間関係はネットにはなく、リアルにあるわけで。その人の話し方、声のトーン、目配せ、手グセ、そんなたくさんの情報は会うことでしか交換できないのです。ここで育んだキッカケを余すことなく本当の営みに繋げていきたいな。そんな話のネタになるのならこのブログはやって正解なのかな?と。


手持ち無沙汰だし、色んな情報を取りこぼしてないか、周りについていけないんじゃないか、そんな不安はまだまだありますが、徐々に慣れていけばと。


情報は自ら取りに行くもので、勝手に流れて受け取るものではないからね。自分で取りに行こうとおもう情報こそが、本当に自分の求めている情報なのかもしれません。


と言うことで、学校でなかなか会えない人もいるからブログだけはツラツラと続けます。


おしまい

4/19 ポパイ

先日、先輩に教えてもらったポパイのコラムが面白くてつい自分でも買ってしまった。

心奪われたのは「シティボーイのクッキング入門」というコラムで、料理初心者の著者があらゆるものに影響を受けて上達していくというもの。


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とにかく面白いので是非とも読んでもらいたい。読みやすいし、12話からなるので自分のペースで読み進めて料理してみるのもいいと思う。


私たちは普段スーパーやテレビやお店の匂いや人の話を聞いて何かが無性に食べたくなるけど、この著者の場合は、思い付きで買った包丁をキッカケに料理に目覚める。


包丁を握ったら、昔食べたレストランのサラダが食べたくなったらしい。そこからどんどん映画や小説などのインスピレーションを受けて料理を作っていく。

その発想が面白くて…


って事で読んだあと、先輩と思い付きで調理具で有名な合羽橋へ。その日はあいにく時間も遅くて特にこれといったものがなかったが、とにかくそんな思い付きな行動が楽しかった。



見たことないお店に入って、考えたこともなかったことを考える。かわいいお皿がいっぱいあって、何を乗せたら美味しそうか、何を作ったらこのお皿がさらに輝くか。なんだか目覚めてしまいそうで怖い…笑


問屋さんの多い蔵前、仏壇ばっかりの田原町、リアルな食品サンプルにヨダレを垂らす合羽橋、思い出の浅草寺


1つの雑誌のコラムから良い1日を過ごすことができた気がする。雑誌ってこんなに面白いものだっけな〜


自分で買ってさらに読み込む。ついでに「東京大冒険」にそそられて817号も買う。下町探検はとても楽しかったからまた行きたい。

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Issue 815 部屋と料理。


世の中には色んなお家があって、人が住んでいて、その数だけ食卓があるんだね

なんか普通の事なのに不思議。


雑誌を読んでたら妙に部屋をいじりたくなったので、衣替えと模様替えをしてみた。


色んなものを断捨離。この頃、特に物を増やしているわけでもないのに捨てるものが多くなってくる。昔はものがないと落ちつかなくて色んなものを持ってきては家に溜め込んでは眺めて悦にいってたのに。この頃は、ちっとも愛着が湧かなくてパッと捨ててしまう。本当に必要なものを取捨選択できるようになったという意味では賢くなったのか。それとも心が冷めてしまったのか、はたまた心に余裕ができて物で補うことを辞めて大人になったのか。洋服も書類も雑誌もだいぶ捨てた。


お部屋の模様替えを久しぶりにしたら空気が澄んだような気がした。気分転換になって良かった。


私はずっと実家で何不自由なく暮らしてきたし、電車に乗るのも苦じゃなかったから結婚するまではのうのうと実家暮らしをするつもりだった。

だけど、新しい街に1人で越すのも悪くはないかもしれない。初めてそう思えた。


色んなことがこの雑誌1冊で片付いたような気がする。ポパイに感謝したい。


だけど。忘れてしまわないといけない思いは、まだ捨てられなかった。もう少しだけ、思い出の中で恋させて欲しい。まだまだ、整理のつかないことも多い。



おしまい




4/19 正しい生活

私は間違っていない。
朝8時に起きて顔を洗って歯を磨いて太陽を浴びながらあくびをしてる。正しい時間に起きて正しい生活を送っている。

以前はガンガン朝までDJしていたしそれが楽しかった。けどやればやるほど生活リズムは悪くなり体調も悪化しメンタルに影響が出てくる。

だから就活を機にDJを辞めようと判断。自分の判断でやめた。正しい判断だったと思うし応援してくれる人もいたし、実際体調やメンタルも就活という点以外では落ち着いていた。


ところがどっこい。


いざ自分が正しい生活を送っているのに、DJやパーティをしている人たちを見たら羨ましさしかない。楽しそう。

その楽しさの裏の努力や苦労、後遺症なども知っている。分かってはいるけどやっぱりその生活が羨ましい。

今の生活に満足なわけじゃない、自分でそう判断したしDJをする心の余裕もない。パーティをしたいという気持ちは昔と比べて冷めてしまった。気持ちとの乖離が広がり過ぎている。

だけどどうしてもパーティしている人たちがうらやましくてしょうがない。何故自分がそこにいないのかがわからない。

つらい。


悲劇のヒロインになりたいわけじゃない。だけどどうしても孤独感に襲われてしまう。パーティを自分の過去として置いて去ったのは自分、だけど気が付けば自分が置いていかれてるんじゃないか、そう思えてくる。


私を置いて楽しんでるみんなが恨めしい。私がいなくても誰でも楽しめちゃうその空間が恨めしい。私が苦しいのに笑ってられるみんなが恨めしい。そんな馬鹿な考えさえ浮かんでくる。


TwitterFacebookもアプリを消した。見たら辛くなるから。インスタグラムも衝動的に一時的にDJの人たちのフォローをやめてしまった。


こんなことはしたくないけど、仕方がない。自分を守るため、今やらなきゃいけないことに集中するため、大人に無理矢理ならなきゃいけないため。

ばかばかしいのは分かってはいるけど。こんな幼稚な事しかできない自分馬鹿らしいけど。結果がついて来ればいいのだろう。


結局正しい生活の贖罪は、余計に自分のメンタルを悪化させることになってしまった。難しい年頃だな。でもどうすることもできない。


そんなことを考えながら紅茶を啜っている。いつもだったらこの時間にやっと就寝だった。


こんがらがった糸はそのまま編み込まれていくしかないのだろうか。



さて、ES仕上げなきゃ。



おしまい




4/3 春一番


風通しが良いと言うのは、いい表現ですよね。部屋も心も風通しが良いと気持ちが穏やかになるというか。って事で、風通しが良いということについて少し考えてみる。

風通しというのは、風の通り道が必要だ。お外の風を感じても別に風通しが良いとは言わないし。

必ず風の入口と出口がある。風通しがいいと感じるには、入口と出口を結ぶ壁が必要で、出口から風を出すには入り口の外からの風圧も必要ってこと。

飛行機が飛ぶのと似ていて、気流は向かい風が上へ下へ流れるから浮くわけで。風が流れていくには、たくさんの力が関わっていて。


だからこそ風通しが良いのは、素敵な事なのかもしれません。


人間関係や自分の心の中の風通しも同じかもしれない。私の心の中は、淀んでいて入り口もなければ出口もない、腐った池状態。


そんな私の心に風を吹かしてくれた人。たくさんの知識と経験と誠実さで風穴を開けて、新鮮で誠実な空気を送り込んでくれました。そしたら心の風通しが良くなって…春一番!その後の心のスッキリさと温かさは久しぶりに感じた感覚。


ちゃんと向き合ってもらえた嬉しさと同時に、向き合ってもらえなかった人との差に愕然。


需要と供給が合わないのはいつの時代もどんなシチュエーションでも同じ。好きと思うことと、欲しいと思うことが必ずしも一致しない。逆も然りで、今欲しくても好きにはなれないこともいっぱいで。だからいっぱい悩んでしまいます。



私はやっぱりどんな向かい風でも吹き荒れているほうが好き。色んな事に真正面から向き合って、色んな風を感じてみいたくて。だからこそ飛べるんです。

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だからのらりくらりかわされているのはとてもストレスなんです。柳に風な人って羨ましい。でもやっぱり好きにはなれない。たまには波風立てずに、身を流れに任せてなるようになればいいと諦めたりかわしたくなる時もあるけど、そんな人生はきっと味気ないはず。


春になってから感じた新鮮な風はとても心地が良くて、冬に感じてた冷たい隙間風はやはり受け入れられなくて。もっともっと吹き荒れて私に向かってくれたら嬉しいのだけど。


こんな事を言っても、きっとあなたはどこ吹く風なのでしょうけどね。

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おしまい


3/28 若いシンデレラ


私は若い女だ。まだ22歳。22年も生きてきて人生のこと、世の中のこと、自分のことが微塵もわかっていないそんな若造。


でも最近歳取ったな〜と感じる事が多くて。年上の方には失礼かもしれませんが。

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老いについてちょっと持論ですが、考えてみました。結果、老いには年齢(からだ)、経験値、環境要因による相対的な老い、の3種類あると思う。


一つはもちろん歳を取ると体も老いるし、体がついてこなくなってしまったりする老いの事。私に関しては、まだまだこれは若いし、これは鍛えれば体内年齢はある程度コントロールできる。でもどのみち死に向かって老いていくことには変わりない。ネガティヴな老い。



二つ目は経験値。こちらは老いと表現するより若いとオトナと表現される事が多いかもしれない。経験値や、身のこなし方の鍛錬の積み重ねで歳もしくは、オトナを感じるかどうか。昔は若かったな〜と昔話をしだしたら、これにおいて老いたということ。これは経験値においてはポジティブだが、昔のようにフレッシュだったり満ち溢れる活気がないという意味ではネガティヴ。


三つ目が環境的要因で相対的に歳を感じらずにはいられないこと。例えば私であれば、ずっと後輩ちゃん気分でいたが、ついに4年生になってしまい上で面倒を見てくれる先輩もいなくなり、下には世話の焼ける後輩がいっぱいいて。そういう社会の関係において自分の年齢が上がったと感じること。一見ネガティヴかもしれないがこれはある程度環境変化によって自分の気持ちは入れ替わる。私は4年生で老けたと感じるかもしれないが、来年になれば(おそらく)社会人1年目になってる(だろう)から、そしたらまた新たな気持ちで歳を取れるかもしれない。


まあ、だからこれがどうとかじゃないんだけど、老いにも色々あるな〜と。

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私の最近のもっぱらの悩みは、経験値はあがってないのに後輩はでき、体力的にも老いを感じるということ。ネガティヴな老い方をしていること。


もっともっとオトナになりたいのに、よく見たら日に日に老いているだけ。そんな気がしてならないのです。なぜ私はこの若さとエネルギーを使って大人の階段を駆け上がることができないんだろう。


でも一方で、年上の人といると若いっていうアピールは非常に有効的で、ブランドになるし自分を守る盾にもなる。失敗しても、若いから大丈夫。女の子だから許してもらえる。良いことがあったときも、若い子っていいね〜と言われたり。


ただよく考えたら好意的に受け取られる時も、批判される時も、結局は「若い女だから」って一言に尽きるっていう。



それって私自身が評価されてるってことじゃなくて、若いという事だけが私の価値ってこと。若さで判断されてるという事は、若くなくなったら評価されないということ。だから若くてチヤホヤされているうちに何か若さの代替になる経験値を積んでおかないといけないという事。じゃあ私には若さの他に何があって、それをどう伸ばしていったらいいのか。


そんなどうしようもない事で焦っているのです。焦ったって時は全ての人に平等に刻まれてるのにね。

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そんな女の子とオンナの狭間にいる自分。中途半端な若さと知恵。




そんな気持ちをまんま代弁してくれる宇多田ヒカル様…

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とかなんとか。

今日マチ子さんの絵って微妙で多感な私たちの気持ちを綺麗に表現するなぁ。


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追いつきたくても追いつけなくて、背伸びしても届かなくて。同じだけの時間を過ごし、同じだけ歳をとるあなたが恨めしくもあり、愛おしくもあり。

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とにかく、春ですな。

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おしまい






3/13 はらぺこあおむし

ブログを始めて1年以上が経ちました。正直こんなに続くとは思っていなかったので嬉しい。三日坊主克服か!?笑


先日友人からブログを読んでいるけど、凄いねと言われました。


確かに私の考え方が間違っていたり、幼かったり、至らない点ばかりだったり、気分を害すかもしれない。


それでもブログに自分の思ったことを書いて公開する勇気が凄い、とのこと。以前執筆をしていたウェブサイトでの記事が、突っ込みどころがあり悪い意味でもバズってしまい、いろんな人から指摘を受けたりバッシングされて傷付いた事もあります。その時は正直もう書くことへの恐怖が凄かったです。


でも、このブログはあくまでも自分の考えていることを書いて整理してログのためにつけているだけです。多少の自己顕示欲もありますし、シェア精神があるから広めたい考え方は積極的に書き出して公開しています。PV数を上げたりとか完璧じゃないとダメとか文章が悪いからダメとかそういうのは全くないです。


あの時はこういう状況で、こういう事考えていたな〜とか思い出したりして自分の成長や、自分の至らない点を自分で再確認するという意味でも書いています。


結局つまらない独り言です。


でもたまに、だからこそ、レスポンスが欲しい事もあります。突っ込みどころがあるからこそ、幼い、考えが至らない、間違った事だらけだから。


だから、色んな人の考えかたも教えて欲しいし、独り言ばかり言わせないで、私と会話したいという人に出会いたい。


友人は、それができているからブログには書かない。お互いのライフスタイルに応じて、表現活動に及んでるんですね。


でも私ももっともっと色んなことを知りたいし、ブログなんかでアピールせずとも、たくさんの人と会話を通して色んな世界を知りたいなと思うのです。企業から派遣される人事のつまらない狭い世界の話にはもう飽きた!!!


最近人に会ってないし、人との会話にはらぺこです。美味しい話を聞きたいです。いっぱいいっぱい吸収したいです。いっぱいいっぱい食べて、いっぱい寝て頭の中を整理して、いつか大きい綺麗な蝶になって羽ばたきたいです!(笑)


お誘い待ってます。


なんて、そんな独り言。



おしまい

3/11 WE CAN STAND!

東日本大震災から4年。

これまで色んなチャリティーに参加したり募金したりとかくらいしかしてこなくて、それが正解なのか、本当に役に立っているのか、ずっと悩んでいました。自分に出来ることは何だろう、と。別に身内に不幸があったわけでもなく、ボランティアに参加したわけでもなく、祈って涙を流すのは偽善なんではないか。何かしてあげようという思いは自分のエゴでお節介ではないのか。


色々考えた結果、自分の社会貢献へのテーマは「与えるのではなく自律を促す」そして、直接被災者などに関わりを持たなくても「生きている自分が精一杯それを全うすること」という事にやっと落ちつきました。4年かかりました。


これが果たして正解なのかは分からないし、色んな助けを必要とする人はまだまだいるのでしょうが、これが自分の出した精一杯の復興支援だと感じます。


さて、自分なりの復興支援。自分が自分を精一杯命を全うするにはどうしたらいいか!高校を卒業して震災があって4年でずっと何に心を注いでいたのか。そう考えたら「アート」しか出てきませんでした。

大学からDJを始めてたくさんの音楽と魅力的な人たちに出会いました。大学ではアートマネジメントを学び、様々な形でアートに触れてきました。音楽を聴いて踊ってたくさんの人と話している時が一番幸せだと感じます。


たくさんの人と楽しくアートを享受することが、自分の全うであって、それが復興支援。だから今年は、復興支援イベントに参加しました。大好きな横濱で。



3/11(水)WE CAN STAND!
@GrassRoots Yokohama

◎LIVE 
元晴(soil&”pimp”sessions)
LUVRAW

◎DJ
KACCHINASTY

◎PAINTING
DISCO TECA MARINA


このイベントは、復興支援イベントとして4年前からCromagnonとGravity freeがグラスルーツ始めたそうです。豪華すぎるメンツ!!(俺得!)


自粛ムードというのが、震災直後世論の動向でした。しかし彼らは、自粛ムードというのに疑問を抱きます。私も自粛していいのか、自粛したところで混乱は混乱だしそれが正解なのかずっと疑問に思っていました。そんな疑問から始まったライブペイントとバンドのセッションです。


DISCO TECA MARINAは、私がずっと応援しているアーティストです(^^)!ブログでも何度も紹介していますが、彼女らの絵は音楽性とメッセージ性が高く、エネルギーを感じる絵ばかり。

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ライブペイント風景

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Pigmo & Akko

完成した絵がこちら。
真ん中にいる赤ちゃんはPigmoさんのお友達のお子さんをイメージ。震災があって1年後に生まれたそう!その子の成長と復興のイメージを重ねています。鳥は、カーディナル。アメリカの赤い鳥で、平和の象徴!その鳥が世界にハートの器から溢れ出る蜜を広げる、そんなイメージ。


色使いにラスタカラー(レゲエの色)を混ぜたり、バンドもレゲエテイストもあったり、毎年ハートはどこかに入れる、などとにかく平和を意識した絵になりました。


初めてDISCO TECA MARINAのライブペイントをみれたので嬉しかったです。絵が仕上がっていく行程は、人の心の復興のように見えました。何もないところから何かが出来上がっていくというのは、心を揺さぶるものですね。


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こちらはGravity freeが4年前に描いたもの。残念ながら今回はツアー中のため参加できなかったみたいですが、いつかライブペイントみたいな〜


今回の出演者、豪華ですよね。Cromagnonは日本人3名によるジャズバンド(?)と言ってもジャンルを超えてとっても素敵な演奏をするバンドです!大好きなので皆さんも是非きいてほしい!


オススメはこちら。


このcromagnonを知るきっかけをくれたのが、Pigmoさん。Disco Teca Marinaの個展で販売していたトートバッグの絵が、実はこの曲をイメージして描いたもの。彼女に紹介してもらって聴き始めました。トートバッグは、てろてろになるほど使い込んでいます。かなりのお気に入り♡

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このデザイン!素敵すぎます。


そしてLUVRAWさん!
トークボックスのアーティストで、本当に大好き!


彼もまた、Pigmoさんにオススメされて聴き始めてどハマりしました…LUVRAW & BTBの頃より夏になったらいつもきいていました。とてもメロウで、気持ちのいいサウンドです。解散してしまったのでライブを聴けずじまいで悔しい思いをしていましたが、今夜はLUVRAWさんによる生SUNSETが聴けて感無量!!本当に幸せでした〜


こちらがPV!

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LUVRAWさんかなりいい人でたくさんお話できて楽しかったです(笑)


CromagnonもLUVRAWも、どちらもPigmoさんに教えてもらって好きになったアーティストだったので、そんなアーティスト同士が311という日に、大好きな地元横浜で、GrassRootsでセッションするなんて私にとって最高のひと時でした。


復興支援というのは色んな形があって、その中で私はこういった形のスタイルが貫けたらなあと思います。


自分が幸せになることで誰かを幸せにできたら、それがアートを通してだったら、復興だけではなく世界平和への第一歩になれたら。そんな気持ちでいます。


最後に、311東日本大震災被災された方に幸せが訪れますように。日本がもっともっと元気になりますように。




おしまい

3/6 EUREKA!

先日の3/6はイベント続きでした!

まずは友達であり、心より応援してる表現者のNayuta SunagawaのパフォーマンスユニットThe Dancing To The EarthのLaunch Party!

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DJとしてサポートさせて頂きました。このメンバーは去年のJuvenile共演以来!久しぶりに同年代のDJとできていい経験になりました。

TDOTEというユニットは彼女の母親とのもの!海外での公演の映像をみたけど本当に素晴らしかった。プロでした。

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なゆたの小さい頃の踊ってる映像とかもあったのですが、可愛らしかった…自分の娘が小さい頃より踊る自分の姿を見て育ってこんなに立派な表現者になって母親と一緒に踊ってるなんて本当に素晴らしいことですよね。最高の親孝行です…感動!!


これからもどんどん活躍していって欲しいです!!頑張れ!!




そのあとは急いでAIRへ!

EUREKA!はAIRにてアムステルダムからDetroit Swindleを招いて開催されました。そしてなんと!私のオーガナイズするパーティsheepがnomadを担当する事に!

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この話を振ってくださったsioさん、Midori Aoyamaさんに感謝しかないです。EUREKA!は、とてもかっこいい大人達がやっているオシャレでマジなハウスパーティというイメージで、キラキラしてて、でもなんだかとても遠くて…でもいつか頑張ってそんなかっこいい大人になりたい!と思ってハウスDJを続けていました。そしたらいつの間にかそのパーティに参加できる事に!


頑張れば夢は叶うものですね!


自分のプレイの時もDSの真裏だったにも関わらず多くの人が入れ替わり立ちかわり聴きに来てくれて。Somewhere Elseかけた時のカジさんとかの反応がとても嬉しくて!!!(笑)あの新譜をちゃんとわかっててすぐ反応してEUREKA!わかってるねえ〜!っていうコメントを頂いた時は本当にDJしてて良かったと思いました!やはりそれだけ感度の高いオーディエンスもいるパーティなんだなと。



Detroit Swindleはとても優しいおじさん達でした(笑)こんな私でも色んなお話して下さって感激!もちろんプレイも最高過ぎて汗だくになりながら踊りました!最高だったなー。途中自分の出番で戻らなきゃいけなかったのは悔しかった(笑)


満帆のAIRで朝方にDo Betterが流れた時は本当にフロアで一番私が嬉しかった!!っていうくらい嬉しかった!!

EUREKA!がThe Layaboutsを以前呼んでくれたからDo Betterをみんなが歌って踊れるわけだし、あの曲の時の一体感はEUREKA!だからこそ!


sheepもDo Betterって名前に(危うく)なるくらいメンバー全員すきな曲だしまじで幸せでした♡


楽しすぎて全力過ぎて、私は日曜日までほとんど体が動かなくて家に引きこもり…

あの幸せな感じを忘れずにこれからも頑張ります。

ありがとうEUREKA! Big respect!!!!



おしまい



3/2 グローバルシチズン

帰国子女特有のアイデンティティークライシスをご存知でしょうか。主に帰国子女やハーフといった人に多いのですが、自分の国籍や引き継いでいる文化や住んでいる場所などの軋轢から自分のアイデンティティーがわからなくなることです。海外にいると、自分どこの国属しているのかわからなくなってしまって悩んだり、孤独感に襲われたりします。


私もどこへ住んでもガイジンと呼ばれ自分が何人でどこの人なのか長く悩んできました。自分でこのクライシス決着をつけるための決断としては「日本語を第一言語とする」と「日本の大学に通い、自分の中の日本のイメージを良くする」でした。今の所その目標は達成されています。日本人で良かったなと思える場面を体感することができて幸せです。


しかしそれは時代遅れみたいですね。
帰属意識がないとダメという脅迫概念みたいなものに私は捉われすぎていたのかもしれません。または、それは帰国先が日本という国だったから起きた心理現象なのかもしれません。

日本は地理的にも海に囲まれる島国で、世界の先進国にしてはかなり閉鎖的な国でしょう。東京は国際都市と言われますが本当にそうでしょうか。日本人は日本人であることにプライドを持っていますし個よりも和を大事にします。これは決して悪いことではありません。しかしそれは過剰な「他所は他所、うちはうち」精神として表れているところもありますね。留学の広告でよく「世界へ飛び立て」「海外へ出て活躍しよう」などの謳い文句をみます。「日本の外」「海外」「外人」という言葉にもその精神が滲み出ているように感じます。


そういう国に外国文化で育った人が帰ってきたら、和になんとか入らなければやっていけない…と、帰属意識に捉われてしまうのも仕方がないのかもしれません。それに一生懸命になって、クライシスは起きてしまうのではないでしょうか。


日本人は優しいお国柄を持っています。誠意を持って人に対応します。和に入れようとします。しかし今の時代必要なのは、和に誰かを入れることではなく誰もが自分で立てる場所を作ることじゃないでしょうか。和に入れようとすれば必ずあぶれる人がいます。そういう和を広げるのも大事ですが、今のグローバルな時代にはそぐわないと思います。誰もが自分の個性やアイデンティティーに自信を持って自分の力で立てる地盤作りが大切な気がします。こういう地盤が整っていないから優秀な人材は日本から流れ出てしまうのでしょう。彼らが活躍するにはある意味狭すぎる国からです。

(余談ですが、東日本大震災では「絆」という言葉が流行りました。とてもいい言葉です。ただ私には違和感しかなく、その心や手を繋いで絆というイメージから脱却して、地球という所で繋がるというイメージにシフトしていかなければいけないのかなと思ったりします。日本人だけ悲劇のヒロインに浸っているように見えるのです。そうではなく世界の損失であるという考えがどうも日本人にはかけていよう気がします。日本だけの傷だけではない。その時点で気持ちで負けているのではないですか?復興は人の気持ちからです。傷口を見せて色んな人に構ってもらおうというはそろそろやめませんか。)


グローバルシチズンという言葉があります。私たちはどこかの国の人ではなく、地球の人なのです。グローバル化が進む世界ではもう国という概念は形だけです。私たち個人が自分の独自の文化持った国といっても過言ではありません。国を背負って世界で戦っているのではありません、地球を代表して地球に立っているのです。みんな地盤は一緒、そこで自分のアイデンティティーを見つけてしっかり地に足をつけて歩むべきだと私は思います。

アイデンティティークライシスで悩む人はたくさんいますが、もうそんなことで悩む時代ではないのかもしれません。帰国子女なんて言葉ももはや死語です。根本的にクライシスに陥る必要はないのかもしれません。地球に生きているだけなので帰るも何もありません。


帰国子女のアイデンティティーに限った話ではありません。2020年の東京オリンピックパラリンピックで世界中の人が日本に集まります。その時に私たちはグローバルであると言えるのか、地球の代表として地球のみんなを迎えることが出来るのか。

考え方一つで、もっともっと世界は変わります。もっともっと世界のことを自分事だと思って広い視野を持って、自分に自信を持って、世界に生きていくべきだと、私は思います。



駄文おしまい。